「こだわりの家具を作りたいけど、どんな木材を選べばいいの?」
「木材の種類がたくさんあって違いがよくわからない…」
「黒っぽい木材を探してるんだけど、どの木材がどんな色なの?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
家具は、私たちの暮らしに彩りと機能性をもたらしてくれる大切な存在です。
そして、その家具の印象や使い心地を大きく左右するのが「木材」です。
木材には実に多くの種類があり、色合い、木目(年輪)といった見た目にとどまらずそれぞれに異なる硬さ、香り、そして特性があります。
最適な木材を選ぶことは、理想の家具を手に入れるための第一歩と言えるでしょう。
この記事では、家具に使われる代表的な木材の種類とその特徴、メリット・デメリット、そして用途に合わせた選び方のポイントを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたも木材の知識を深め、自信を持って家具選びができるようになるはずです。
私たちUmiFaniオーダーメイド家具製作所は、高品質なオーダー家具を格安でお届けしています。この記事が、あなたの理想の家具作りのお役に立てれば幸いです。
木材の種類を知る前に!知っておきたい基礎知識
家具選びで重要な木材。まずは基本的な知識から押さえましょう。
知れば知るほど、家具選びが楽しくなります。
木材の大きな分類:針葉樹と広葉樹の違いって?
木材は、樹木の種類によって大きく「針葉樹(しんようじゅ)」と「広葉樹(こうようじゅ)」の2つに分けられます。
この違いを知っておくことは、木材選びの基礎です。
広葉樹は、葉が広く平たい樹木から取れる木材で、ウォールナットやオーク(ナラ)などが主な代表例です。
成長が遅く、密度が高く重い、そして硬い材質が多いのが特徴です。
強度や耐久性に優れ、傷がつきにくいため、家具や内装、床材(フローリング)などに多く用いられます。木目が複雑で美しいものが多いのも魅力です。
チーク、ラワンといったものも挙げられます。
一方、針葉樹は、葉が針のように細長い樹木から取れる木材で、スギ(杉)、ヒノキ(檜・桧)、パイン(松)などが主な代表例です。
一般的に、軽くて柔らかい材質が多く、加工がしやすいため、建材やDIY材料として使われます。
木目はまっすぐでシンプルなものが多いです。
カラマツ、アカマツといったものも挙げられます。
作りたい家具の種類や求める性能・用途によって、どちらの種類の木材が適しているか考えましょう。
「無垢材」と「集成材」「合板」、それぞれの特徴と使われ方
木材の利用方法として、「無垢材(むくざい)」と「集成材(しゅうせいざい)」、「合板(ごうばん)」があります。
無垢材は、一本の丸太から切り出したそのままの木材です。
天然の木そのものの風合い、美しい木目、香りを楽しめ、調湿作用があるなど、木本来の特徴を活かせます。
高級感がありますが、温度や湿度の変化で反りや割れが生じやすいという側面もあります。
集成材は、細く切り分けた木材を乾燥させ、接着剤で接着した木質材料です。
強度が安定し、無垢材に比べ反りや割れが少なく、大きなサイズの材料も作りやすいのが特徴です。
比較的安価な場合も多いです。
合板は、木材を薄く削った板(ベニヤ)を複数枚、接着剤で貼り合わせることで作られた板のことです。
板の繊維方向が交互に縦横になるように重ね合わせることで、縦にも横にも強度が高い一方で、加工がしやすい素材となります。
集成材と同じで安価な場合も多いです。
どれが良いということではなく、用途や予算、デザインの好みに合わせて選ぶことが大切です。
UmiFaniでは針葉樹、広葉樹どちらも取り扱っており、お客様のご要望に応じ、最適な木材でご提供します。
【広葉樹編】家具に使われる代表的な木材の種類と特徴一覧
広葉樹は、その強度と美しい木目から、家具の材料として非常に人気があります。
代表的な種類をいくつか紹介します。
ウォールナット:深みのある色合いと美しい木目が魅力
世界三大銘木の一つ。濃い茶褐色の色合いと墨を流したような美しい木目が特徴で、落ち着いた高級感を演出します。
強度と耐久性に優れ、加工もしやすく、経年変化で色合いがまろやかになるのも魅力です。
価格は比較的高めですが、ダイニングテーブルや書斎の家具におすすめです。
ブラックウォルナット:より深みを増した、格式高い表情
ウォールナットの中でも特に色が濃く、深いチョコレート色から紫がかった黒褐色が特徴の高級材です。
木目は緻密で美しく、時には縮杢や波状杢などの表情豊かな杢目が現れ、非常に重厚で格調高い雰囲気を醸し出します。
丈夫さはウォールナット同様に高く、衝撃にも強く耐久性に優れています。加工性も良好で、美しい仕上がりが期待できます。
その存在感から、役員室のデスクや応接セットなどの高級家具、モダンでありながらクラシックな要素も持つ書斎やフォーマルな空間のインテリア、またアクセントとして使用することで空間全体を引き締める効果もあります。
アカシア:個性的な濃淡とワイルドな木目が魅力
辺材は淡い黄白色、心材は濃い茶色や赤褐色と、色の濃淡が非常に豊かで、そのコントラストが特徴的な木材です。
木目は力強く、時には複雑に交差し、ワイルドで個性的な見た目を生み出します。
材質は非常に硬く、衝撃強度や耐久性が高いため、丈夫さに優れています。
その個性的な表情は、ラスティックなインテリアやエキゾチックな雰囲気の空間、またナチュラルモダンな空間のアクセント家具にもよくマッチします。
フローリング材やウッドデッキなど、耐久性が求められる箇所にも使われます。
ポプラ:軽やかで加工しやすく、塗装にも適した材
全体的に淡い黄白色から緑がかった白色をしており、色合いは均一で主張しすぎない優しい印象です。
木目はあまりはっきりせず、おとなしいため、すっきりとした見た目が特徴です。
軽くて柔らかいため、丈夫さ(強度)はそれほど高くありませんが、その分、切断や研磨などの加工は非常に容易で、DIY初心者にも扱いやすい木材です。
塗装や接着の適性も高いため、カラフルな子供用家具や、引き出しの側板・芯材など目立たない部分、コストを抑えたい場合の家具に適しています。
チーク:油分豊かで水に強く、時と共に輝きを増す銘木
「木の宝石」とも称される世界三大銘木の一つ。
美しい黄金色から濃い茶褐色を持ち、使い込むほどに深みと艶が増していくのが特徴です。
天然の油分を豊富に含むため、水に非常に強く、腐りにくく、虫害にも強いという抜群の耐久性を誇ります。
材質は硬く丈夫ですが、加工性も比較的良く、滑らかで美しい仕上がりが得られます。
その優れた耐水性と耐久性から、豪華客船の甲板や内装、高級家具はもちろん、屋外用のガーデン家具や、湿気の多いバスルーム周りの家具にも最適です。
アジアンリゾート風、北欧ヴィンテージ、または重厚感のあるクラシックなインテリアに非常によくマッチします。
オーク(ナラ):耐久性が高く虎斑が特徴的
日本では「ナラ」として知られ、広葉樹の中でも特に硬く、耐久性に優れた木材です。
柾目に現れる虎の毛のような模様「虎斑(とらふ)」が特徴的で高級感があります。
傷がつきにくく、重厚感があり、長く愛用できる家具に適しています。
ダイニングテーブルや椅子に人気です。
チェリー:経年変化で飴色に変わる温かみ
最初は淡いピンクがかった乳白色ですが、時間とともに艶のある美しい飴色へと変化するのが最大の特徴。
きめ細かい滑らかな木肌を持ち、優しい雰囲気が人気です。
加工性にも優れていますが、他の広葉樹に比べて柔らかいため傷がつきやすい面も。
温かみのある空間を演出したいリビングや寝室の家具に。
アッシュ(タモ):はっきりとした木目と加工性
日本では「タモ」として知られ、力強くはっきりとした木目が特徴です。
ナチュラルで明るい雰囲気を持ち、弾力性があり衝撃に強いです。
強度と靭性に優れ、加工もしやすいため、様々なデザインの家具に対応できます。
北欧風のインテリアやモダンな空間にもよく合います。
メープル:衝撃に強く明るい色合い
「カエデ」の一種で、非常に硬く、衝撃や摩擦に強い木材です。
乳白色から淡い黄褐色の明るく清潔感のある色合いが特徴。
木肌が緻密で滑らかです。
傷に強いので、日常的に使うテーブルや子供部屋の家具、キッチンのカウンターなどに人気です。
【針葉樹編】家具や住宅部材に使われる木材の種類と特徴
針葉樹は、比較的軽くて柔らかく、加工しやすいため、建築材やDIY材料として広く利用されます。
ナチュラルな風合いが魅力です。
スギ(杉):軽くて柔らかい代表的な国産材
日本の代表的な針葉樹で、植林面積が最も大きい木材。
軽くて柔らかく、特有の香りがあります。木目はまっすぐ。
加工が非常にしやすく、調湿性に優れますが、柔らかいため傷がつきやすいです。
DIY家具や、あまり強度を必要としない収納棚などに。
ヒノキ(檜・桧):特有の香りと優れた耐久性
日本を代表する高級木材の一つ。
耐久性に優れ、美しい光沢と特有の良い香りが特徴です。
耐水性、防虫効果も高いです。価格は高めですが、その優れた耐久性と心地よい香りから、特別な家具や湿気の多い場所で使用する家具にも適しています。
パイン(松):加工しやすくカントリー調にも人気
「マツ科」の針葉樹の総称。比較的柔らかく加工しやすいものが多く、明るい色合いと、はっきりとした木目(特に節が特徴的)を持ちます。
比較的安価で、加工しやすいためDIY初心者にも人気。
カントリースタイルやナチュラルテイストの家具によく合います。
傷がつきやすい点には注意が必要です。
無垢材だけじゃない!集成材や合板の特徴と家具での使われ方
家具に使われる木質材料には、無垢材のほかに「集成材」や「合板」などもあります。
これらは木材を効率的に、また特定の性能を高めるために開発された材料です。
集成材:強度と安定性に優れた材料
集成材は、細く切り分けた木材を接着剤で貼り合わせ、再構成した材料です。
無垢材の欠点である節や割れなどを取り除いて使用するため品質が均一で、強度性能も安定しています。
無垢材に比べ反りや狂いが少なく、寸法安定性が非常に高いのが特徴。
テーブルの天板やカウンター、棚板など広い面積が必要な部分や、強度が求められる家具の骨組みに使われます。
合板:薄くても強度があり、多用途に活躍
合板は、丸太を薄くスライスした単板(ベニヤ)を、繊維方向が互い違いになるように複数枚重ねて接着剤で接着した板材です。「ベニヤ板」とも呼ばれます。
薄くても強度があり、割れにくく、寸法安定性が高いのが特徴です。
家具の背板や側板、引き出しの底板など、目につきにくい部分の構造材として、また表面に美しい木目の単板を貼った「突板(化粧合板)」は家具の表面材として多く使われます。
【用途別】どんな家具にどの木材がおすすめ?選び方のポイント
実際にどんな家具にどの木材を選ぶのが良いか、代表的な家具の種類ごとに選び方のポイントを解説します。
ダイニングテーブル:傷や汚れに強い木材を
日常的に多く使用するダイニングテーブルは、傷や汚れ、水濡れに強い木材を選ぶことが大切です。
オーク(ナラ)、ウォールナットなどの硬い広葉樹がおすすめ。
強度と耐久性、耐水性・耐汚性、そして部屋の雰囲気との調和を考えて選びましょう。
ソファ・チェア:強度とデザイン性を考慮
体を支えるソファや椅子は、フレームに十分な強度が求められます。
オーク、ウォールナットなど、強度がありデザイン性も高い広葉樹がフレームに適しています。
特にブナは曲げ木加工に適し、曲線的なデザインの椅子によく使われます。
見える部分の木材の色合いや木目が、張地や部屋の雰囲気に合うかもポイントです。
収納家具(クローゼット・キャビネット):用途と設置場所に適した材を
収納家具は、何を収納するか、どこに置くかで適した木材が異なります。
棚板や構造部分には、強度があり反りの少ない集成材や合板がコストパフォーマンスも良くおすすめ。
扉や見える部分には、ウォールナットやオークなどの美しい木目を持つ無垢材や突板で高級感を出すことができます。
おしゃれな家具は木材選びから!インテリアに合わせた木材の選び方
家具の雰囲気は、木材の種類や色合い、木目で大きく変わります。
インテリアのテイストに合わせて木材を選ぶポイントを紹介します。
インテリアテイスト別のおすすめ木材
- ナチュラルテイスト: パイン材、スギ、ブナ、メープルなど、明るく温かみのある木材。
- モダンテイスト: ウォールナット、ダークカラーのオークなど、濃い色合いでシャープな印象の木材。
- アンティーク・ヴィンテージテイスト: オーク、マホガニー、チェリーなど、深みと重厚感のある木材。
- 北欧テイスト: ブナ、バーチ、アッシュなど、白木や淡い色合いの木材。
- 和風テイスト: スギ、ヒノキ、ケヤキなど、日本の伝統的な木材。
色合いや木目を活かしてアクセントにするコーディネート
床材、建具、家具の木材の色合いをある程度統一すると、まとまりのある空間になります。
部屋全体がシンプルな色合いの場合、家具の木材をアクセントにするのも効果的です。
また、照明の色温度によっても木材の見え方は変わるので、照明との相性も考慮しましょう。
DIY初心者も注目!木材の加工しやすさと選び方の関連情報
ご自身で家具や小物を作るDIYも人気です。木材の種類によって加工のしやすさは大きく異なります。
DIYにおすすめの加工しやすい木材
DIY初心者の方には、比較的柔らかく加工しやすい木材がおすすめです。
パイン材やSPF材(北米産のトウヒ(Spruce)、パイン(Pine)、ファー(Fir)の3種類の樹種を総称した木材)は、軽くて柔らかく、切断や穴あけなどの加工が非常にしやすいです。
比較的安価で手に入りやすいのも魅力。
スギも日本の代表的な針葉樹で、加工しやすいです。
ただし、これらの材は傷がつきやすい点に注意しましょう。
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